カリブ海

ふたつのニカラグア

This post was written by chiemin on August 30, 2015

ニカラグアという国が存在するのをご存じだろうか?人口600万人、中米に位置するこの国について、もし万が一知られているとすればそれは79年のサンディニスタ革命から始まる内戦に翻弄された80年代(たとえばイラン・コントラ事件)の記憶から、「危ないから行ってはいけないよ」、というようなコンテクストで話題に上るくらいかもしれない。おそらく世界でも1.2を争う無名国ニカラグアだが、一方で、かなり掘り下げてみると実はユニークで、とても面白い国である。この記事では、「あんまり何もない国」ニカラグアについて、実はある、面白い側面を紹介し、将来この国はどのように自身を定義することができるのか、つまり、国としてどういったアイデンティティを作っていくことができそうかを模索し、おそらく自らも自覚していないかもしれない、可能性について提案していく。またおまけとして、ニカラグア料理を紹介する。 (さらに…)